CentOS 7のネットワークは、NetworkManagerというソフトウェアで管理されています。
以前から存在するネットワークインターフェースの設定ファイルも引き続き使えますが、基本的にネットワークの設定は、NetworkManagerに付属する「nmtui」もしくは「nmcli」コマンドを使用することになります。
nmtuiはGUIベースで、nmcliはコマンドラインベースで設定します。また、デスクトップ画面向けに、nm-connection-editorというツールも用意されています。
以下では、nmtuiを使用してIPアドレスを設定する例を示します。
まず、ターミナル上でnmtuiコマンドを実行します。
# nmtui
すると、オプション選択画面が表示されます。ここでは、「接続の編集」を選択し、Enterキーを押下します。
ネットワークインターフェースの一覧が表示されます。設定を行うインターフェースと「編集」を選択して、Enterキーを押下します。
次の画面でネットワークの設定を行います。
設定が完了したら「OK」を押下し、前の画面に戻ったら「終了」を押下します。
ip addr showコマンドでIPアドレスを確認します。この際、設定したIPアドレスが割り当てられていなかった場合は、インターフェースが無効(Deactive)になっていると考えられます。
その場合は、インターフェースを有効(Active)にします。
GUIで行う場合は再度、nmtuiコマンドを実行します。オプション選択画面で「接続をアクティベートする」を選択し、「OK」を押下します。
次の画面で、インターフェースの一覧が表示され、当該のインターフェースの左側に「*」が付いてないければ無効になっています。Enterキーを押下し、有効にします。
ネットワークインターフェースの設定ファイル
上記で、ネットワーク設定ツールのnmtuiでネットワークを設定しました。さて、設定ファイルはどこに保存されているでしょう。
「/etc/sysconfig/network-scripts」のディレクトリの中には「ifcfg-」から始まるファイルがあります。ネットワークインターフェース名が「eno1」ならば、「ifcfg-eno1」が対応する設定ファイルです。この中に、ネットワーク設定のツールで設定した情報が格納されています。